独特の存在感と確かな演技力で注目を集める女優の伊藤沙莉さん
CMなど出演中の伊藤沙莉さんですが、近年は声優としても多くの作品に出演し注目を集めていますね。
しかし声優業は実写の演技とは異なるアプローチが必要で、伊藤さん自身も様々な工夫を実践してきました。
この記事では、伊藤沙莉さんが声優のために実践したことや、役作りへの工夫について詳しくリサーチしました!
伊藤沙莉が声優のために実践したこと
伊藤沙莉さんは、声優として作品に向き合う中で、感情表現や声の出し方、役作りなどを工夫してきました。
ここでは、伊藤沙莉さんが声優のために実践してきたことを3つに分けて紹介します。
感情を抑えずにぶつける

伊藤沙莉さんが初めて声優に挑戦したのは、2019年公開の映画『ペット2』でした。
シーズー犬のデイジー役を演じた際、「すごく集中力が必要で、いつもの芝居とは全然アプローチの仕方が違う」と語っています。
出演が決まった時「『本当にいいのかな』という感じでした。経験も全然ないですし、特にこの作品はファンの方がたくさんいらっしゃるので、そこを納得させられるのかという不安が常に毎日頭にあるような感覚でした」
引用:mantan-web
実写の演技では表情や身体の動きで感情を表現できますが、声優は声だけで全てを伝えなければなりませんね。
特に吹き替えでは、英語版の演技にどこまで寄り添うかという塩梅が非常に難しかったそうです。
「本当に難しかったですね」と率直に語る伊藤さんですが、この経験が声優としての基礎を築くきっかけになりました。
2020年のテレビアニメ『映像研には手を出すな!』では主人公・浅草みどり役を担当し、アフレコ現場はアドリブの連続だったと報じられています。
また、映画『えんとつ町のプペル』では西野亮廣さんや廣田裕介監督から「感情を抑えずにぶつける」という演出を受けました。
「この作品、キャラクターをとても愛しているし伝えたいことが明確にあるからこそ、アントニオに感情を抑えずにぶつけることを望んでいたのかなと思いました」
引用:シネマカフェ
声だけで感情を最大限に表現するという実践が、伊藤さんの声優としての成長を支えてきたのですね。
声との向き合い方

伊藤沙莉さんといえば、特徴的なハスキーボイスが印象的ですよね。
しかし本人は長年、この声をコンプレックスに感じていたと告白しています。
子役時代には「声が大人びている」という理由でオーディションに落ち続け、「『きゃー』が言えず、『抱きしめて』というセリフが命令のように聞こえる」とまで言われたそうです。
転機となったのは、先輩女優・俳優からの言葉でした。
女優の藤田弓子さんが「あなたのその声は宝物よ。大事にしてね」と仰ってくださったことや、リリー・フランキーさんから「妙に声に説得力があるんだよなぁ」と言っていただいたことでした。自分の中で声についてモヤモヤとしていたものが、スーッと消えていったような気がしたんです。
引用:好書好日
この言葉をきっかけに、伊藤さんはハスキーボイスを「授かりもの」として再評価するようになりました。
かわいらしいセリフが似合わないと悩んでいた伊藤さんですが、「それって”ないものねだり”だな」と気づいたそうです。
「この声は、誰かに勇気や力を与えたり、セリフに重みを持たせることだってできるのかもしれない。それだったら、すごくいいじゃないかと思えたんです」
実際、2021年のドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』でナレーションを担当した際には、「ハスキーボイスが作品を牽引」と高く評価されました。
ドラマ評論家で『大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた』などの著書がある田幸和歌子氏が、声優としての伊藤沙莉さんの魅力を語りました。
声優が本職でもないのに、なぜ、そこまで声で表現できるのか? それは役への理解の深さじゃないかと思います。役どころを深く理解しているから、ファンが想像する更に先の、見たこともないキャラクターに仕上がっているのではないでしょうか。
引用:NEWSポストセブン
伊藤さんのハスキーボイスは、コンプレックスではなくチャームポイントのひとつになりましたね。
作品ごとに役作りを変える

伊藤沙莉さんは作品ごとに異なる役作りの実践を行っています。
初挑戦となった『ペット2』では、デイジーが見た目は可愛らしいキャラクターだったため「おばあちゃんの役じゃなくていいのかな」と不安だったそうです。
しかし米国版も結構しゃがれた声だったため一安心し、自分なりのアプローチで演じることを決めました。
2022年の『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』では、ケイラ役で実写映画の吹き替えに初挑戦しました。
ケイラについては「すごくかっこいい女性だなと思っていて、良心がとてもある人というか悪に染まり切れないキャラクターだと思うので、そういうちょっとした正義感が見えたらいいなと思ってやらせていただきました。」
引用:映画.com
さらに「本国の方がすごくかっこよく演じられているのでその空気感を何とか壊したくないなと思っていました」と、原語版への敬意を持って役作りに臨んでいます。

2026年公開の『映画クレヨンしんちゃん 奇々怪々!オラの妖怪バケ~ション』では、九尾の狐の妖怪・やこ役を担当しました。
「いつもうちのマネージャーさんは『こういうお話が来てますけど、やりますか?』という聞き方をしてくださるんですよ。なので『やらないって言うと思ってんの?』って返しました(笑)。
引用:SCREEN ONLINE
「うれしすぎて、飛び上がりました!」と喜びを語る伊藤さんですが、最初は「ルックスがすごくかわいかったので、『私の声で大丈夫かな?』と(笑)」と不安だったそうです。
しかし500年も生きていて、みんなから”姉さん”と慕われている存在だと聞き、「少しどっしり構えた方がいいのかなと考えました」とのこと。
監督とも相談して、「いろんな感情が混ざった”複雑な音”になるよう意識して声を吹き込みました」と語っています。
このように伊藤さんは、キャラクターの背景や性格を深く理解した上で、声の表現方法を工夫しているのです。
「芸能生活23年目にして、ようやくたどり着いた幸福の地だと感じました!」と語るほど、声優業への情熱が伝わってきますね。
伊藤沙莉が独特な声が評価される理由とは?
1. 一度聞いたら忘れにくい「唯一無二」の声
伊藤沙莉さんの声は、一般に「ハスキーボイス」「かすれ声」と表現されています。
作品に出ている時も、声を聞いて『あ、伊藤かも』と思っていただけることがとても多いので、やっぱり一番印象に残るというか、私の名刺代わりになるのは『声』かもしれません。『あっ、あの声の子』というふうに知っていただくのが、一番、伊藤に入りやすいのかなと思います」と語る。
引用:livedoorNews
単に「ハスキーで特徴的だから」というだけではなく、一度聞いたら記憶に残る個性と、役柄に説得力を与える表現力が結びついていることがあるのですね。
まとめ
伊藤沙莉さんが声優のために実践していることは、感情をしっかり表現することや自分の声と向き合うこと、作品ごとに役作りを工夫することでした。
記事のポイントをまとめます。
- 感情を抑えず表現する
- ハスキーボイスを武器にする
- 作品ごとに役作りを工夫する
- 声の表現の幅を広げている
伊藤沙莉さんは、自分の特徴的な声を生かしながら、作品ごとにさまざまな工夫を重ねていることが分かりました。
これからも伊藤沙莉さんの声優としての活躍に注目していきましょうね!

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